JAL、最上位メタルカード「JAL Luxury Card」を発表

日本航空は8月1日、富裕層向けの最上位クレジットカード「JAL Luxury Card」を発表した。米Black Card I社のメタル製”Luxury Card”と提携し、カード発行業務はアプラスが担当する。券種は年会費242,000円の「JAL Luxury Card」と、完全招待制で年会費599,500円の「JAL Luxury Card Limited」の2種類。

どちらも重厚なメタル素材に鶴丸ロゴを鎌倉彫モチーフであしらったデザインで、招待制のLimitedは漆調レッドが特徴だ。

基本サービスとして、Luxury Card会員が利用できる24時間365日のコンシェルジュやレストランでのコース料理1名分無料、会員限定イベント「ソーシャルアワー」などが付帯する。

マイル関連では通常カードで100円につき1.25マイル、Limitedでは1.5マイルがたまる。自動付与されるJMBステイタスは前者がクリスタル、後者がサファイアで、Limitedは追加で毎年50,000FOPも進呈される。旅行傷害保険やサクララウンジの優遇サービスも付帯する。

JALはこれまで年会費無料のプリペイド「JAL Pay」から「JAL プラチナ Pro」まで幅広い決済ラインをそろえてきたが、平均年収6,000万円超というLuxury Card既存会員層に相当する富裕層の取り込みが課題だった。

今回の最上位カード導入で高額決済による手数料収益拡大、上位顧客とのエンゲージメント強化、航空需要回復後のプレミアム旅客増を狙う。申し込みは2025年8月1日に受付を開始し、通常カードはJMB会員が対象、LimitedはJALが定める基準を満たした招待者のみとなる。

Photo:https://www.jal.co.jp/jp/ja/jmb/jal-luxury-card/?jmb=mv